西ゲートの団体休憩所


大屋根リング方面から西ゲートを越えた。てくてく歩いて、フードトラックが集まるエリアでカツサンドとジュースを買った。さらに歩くと、海沿いにずらりと並ぶテント屋根が見えてきた。その下にあるベンチの1つに腰を下ろし、食事を済ませた。これが出会いだった。とりあえず飯を食うために腰かけただけの場所。それがまさか、私の中でこれほど恍惚とした感情を抱かせる場所になるとは、この時は思いもしなかった。

後日。パビリオンはどこも行列で、特に行く当てがなくなってしまったときのこと。頭の中で、私を強く惹きつける場所があった。西ゲートの団体休憩所である。

「なんだろう、この感じは…。」

またあの場所に行ってみたいと強く思い、一心不乱にその場所を目指した。今度は開放的な海の景色を間近で感じてみようと、先頭のベンチに座った。

そして予想外のことが起こった。

気が付くと、私は海よりも、すぐ目の前に生い茂る青々とした植物に心を奪われていたのだ。どこか懐かしい感じ。大人になって、こんなに植物を近くで感じたことはあまりなかったからかもしれない。

青い空と青い海。心地よい風の流れの中で、私は植物を鑑賞した。


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