
西ゲートの団体休憩所付近に突如として現れた彫刻。何かを訴えかけているようで、自由気ままに遊んでいるだけのようにも見える。これは「私が消える場所-現実の境界に映るもの」という作品。全身が鏡面でできているため、近くで見ると彫刻よりも鏡に映る自分に意識が向かってしまい、彫刻が消えてしまうというわけだ。
実際、上の写真は少し斜めから撮っているのがお分かりいただけるだろう。正面から撮ると、スマホを向ける私が映り込んでいて、もしそれをこのブログに貼ったとするなら、ご覧になっている方は、そちらにも意識が半分くらい持っていかれてしまうのではないかと思う。
ところで、「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものである。上の写真を見て、斜めから撮っていることとは別に、気がかりなことはないだろうか?
…そう、彫刻の下半分が写っていないのである。
「青い空を取り込む余裕があるなら、彫刻全体を写せばいいのに…。」
そんな声が聞こえてきそうだが、実は彫刻の下半分もちゃんと写していたのである。しかし、斜めから写真を撮ったことによって、意図せず他の来場者が鏡面に映り込んでしまったのだ。肖像権的な観点からそのまま貼ることはできず、上半分のみとなった次第である。
